2016年1月15日金曜日

追悼 デヴィッド・ボウイ


こんにちは。


今日の記事は全くtaufeの入荷等には関係ないのですが、先日亡くなったDAVID BOWIEについて少し書いてみたいと思います。




それは僕がまだ16~17歳の、それはそれはもう超不安定だった思春期の頃。
まあロクでもない奴だったと自分でも今思うんですが、その頃ボウイの曲に救ってもらったなぁ・・
って、先日の訃報を知ってから未だどこかショックの渦中にいる自分を感じます。

正直、 (タウフェ営業中なのに) ちょっと泣きましたし、そのあとひどい二日酔いになりました。。 ボウイが迎えに来てくれたのかと思った




全世界的なニュースではもちろん、メディアや各種SNSなんかでも反応が見られます。
改めて地球規模でその影響は凄かったんだなと。 彼の場合宇宙規模といった方が似合うかな。






※Bowieにはルックス/音楽性ともに色んな時代があります。







ボウイの曲は全般的に大好きなんですが、当時の自分に突き刺さり何かを変えるきっかけになったのは、、

Rock'n' Roll Suicide / (邦題:ロックンロールの自殺者)という曲。










以下は和訳。





時間の神は「青春時代」というタバコを取り出して,お前の口にくわえさせる


早速吸ってみるが何の味もしない 自分の指をくわえてるだけだからだ
それでその指を外して,もう一度吸い込んでみる やっぱりまだ何も起こらない
くわえてる指が変わっただけで,指のまま タバコじゃないから味なんかしない
そしてもう一度やってみる するとやっとタバコの味がしてくる 
「青春時代」を,その感動を今度は味わえるようになる
だけど火がついてしまったら,あとはもう止められない
「青春時代」っていうのはそういうものなんだ
やがて床一面にカーペットを敷き詰めたお前の「家」が目の前にちらつくようになる
「ありふれた大人の平凡な生活」が迫ってきて,そしてなかなか消えていかない
そうなってしまったらもうお前は忘れてしまう あの「青春時代」の感動を
いやだね そんな風になりたくない
だから,ロックンロールにこの身を捧げるんだ 年を取るまで生きたくない

一人では生きられないほど幼くもないけど,自分で人生を決められるほど大人でもない
子どもの頃,時計はなかなか進まない。
このままの状態が永遠に続くように思える
だけどそうじゃないんだ
「青春時代」がやってきたら,時間はあっという間に過ぎていってしまう
どんどん年を取っていく自分を止められない
「青春時代」の喜びが溢れるカフェが目の前にあったとしても
年を取ったらもう味わえなくなる
後に残るのは退屈でつまらない人生だけ
ごめんだね そんな風になりたくない
それくらいなら,ロックンロールに身を捧げて,若いうちに死ぬ方がマシ

だから大人にならなきゃいけない時期が来ると,必死にブレーキをかけて抵抗するんだ
ぐずぐすしてたら夜が明けて,大人の退屈な日常がやってくる
一刻も早く「家」へ,元いたところへ戻らなきゃならない 
だって眩しい太陽の光を浴びてしまったら,せっかくの自分の影が消えてしまう
牛乳配達の車みたいな日常に,心を乗っ取られてしまったらもうお終いなんだ
自殺を考えるのも不自然じゃない
そんなの普通の人間だよ 宗教で禁じられてるだけじゃないか

ダメだよ そうじゃない 聞いてくれ 
お前はひとりぼっちじゃない
自分のことがわかってるつもりだろうけど
そんなの思い込みだ 間違ってる お前は悪いヤツじゃない
頭の中がめちゃくちゃになって,それで混乱してるだけ
そのことにどうか気付いて欲しい
ダメだよ そうじゃない 聞いてくれ 
お前だけじゃない
今まで何をやってきて,どんなヤツだったかなんでどうてもいい
いつどこでそう思ったのかも関係ない
世の中のナイフというナイフで,頭の中を切られてる そんな気がするんだろ?
わかるよ 自分もそうだったから 
その痛みだってわかってやれる 受け止めてやれる
お前はひとりじゃないんだよ

だから一緒に人生を始めよう お前はひとりぼっちなんかじゃない
2人で探しに出かけよう お前だけじゃない
歩き出せ 一人だなんて思っちゃダメだ
さあ手をこっちに出して 差し伸べたこの手をつかんでくれ 
お前はすごい人間なんだ(2回繰り返し)
さあ大丈夫だから


(色々と和訳を読み漁ってしっくりくるものを取り上げさせていただきました)



 
 
 
 
この時僕は何もかもがイヤだった、それに何もかもに反逆しようとしてた
 
生きる意味なんてそんなぼやけたものを必死に追い求めて、、
 
 
この曲に救われたというひとはきっとたくさんいるんだろうなぁ、と思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この曲に登場するタバコについて、 『人生はタバコと同じ。急いでふかして終わりにするか,それともゆっくり味わうか』という内容のボードレールの詩の一節から引用したとボウイ自身が1997年に語っていたようです。
 
ボードレールなんて僕にはどうでもいいですが、ボウイの作ったこの曲の全ては現在もとても大事に そしてしっかりと僕の中に息づいているようです。
 
 
 
 
デヴィッド・ボウイ       安らかに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この出来事をきっかけに考えさせられることもあり、それもまた僕個人そしてタウフェに反映されるのでしょう。
 
 
 
・・・
 
 
 
 
このような個人的な記事、ここまでお読みいただきありがとうございました。
 
 
 
それでは。
 
 
taufe 宮内