こんばんは。
本日は前回ブログ（公園）とは打って変わって、ふんわり可愛いというよりはカッコよくて構築的なお洋服。
前にもチラホラ発言していますが、ファッションはあくまでも人間（着る人）主体だと思ってます。じゃないとアートかなんかになるから。着て、動いて、心を満たして、生きるエネルギーに変えるもの。
では服さえあればそれでいいのかというと、そんな訳はないですね。
好きなお洋服を着て、着た人自体がどのように変化するのか。どのようなものを得てどんな風に放出するのか。
そしてそれがまた周りを変えたりもして。
僕はファッションについて、こういった過程がとても大事だと思っています。
だから自分のこれまでを壊されるような何かに出会ったとき。
そしてそれによって過去の自分の余分なものをそぎ落とすとき。
新たな感覚やセンスを、自分のフィルターを通して付け加えてゆくとき。
こういう時に人間は力に満ち溢れる気がします。とても大事です。
僕自身、来たる2015SSの展示会の最中、ちょっと刺激的な試みを企ててます。それは改めてまた告知します。
話を戻して、、、
逆に言うと服にはそれくらいのパワーがあります。（少なくともtaufeでお取り扱いしているお洋服達にはあります）
着る側もパワフルにいきましょう♪
という流れで本日は二点ご紹介いたします。
まずはニット。
dissteady own philosophy "Observatory Knit"
温かみがあり甘く織られたイタリア製の素材を使ったニットトップス。
なんといってもペイント部分がインパクトに満ちています。
これはparticle(粒子)プリントと名付けられており、水性の厚盛インクによるもの。
目をひくデザインであるとともに、素材の毛玉を抑える役目も持っています。
剥離をはじめ朽ちてゆくような退廃的ニュアンスとともに、
アブストラクトな美しさでもあります。経年変化もアジを増すことでしょう。
ボディと袖で素材が異なり、また違った表情を見せています。
やや光沢ある薄いピンクや綺麗で繊細な青味も見受けられ、緻密に構成されていることが分かります。
バックもこちらのプリントをぐるりと使っています。
シルエットは身幅を広く取り、やや丸みのあるふんわりさも兼ねています。
他アイテムも拘りに満ちており、dissteadyさんにしか無い要素は多々あります。
ぜひ、以前のアイテムも併せてご覧になってください。
お次に
aaAaa 製品染めワンピース
深みのある製品染めを施し風合いに拘られたダークネイビーのワンピース。
ワンピースと言えどコートのようにお使いいただくのもお薦め。
染めによるムラ感のような風合い、表情にも富む生地感。
黒に近いネイビーで、艶っぽい雰囲気に満ちた美しいアイテム。
身幅を広く取っており、袖は生地が切り替えられシャツ地のような素材感です。
しっとりとしたコットンで、こちらもまた違った退廃的ニュアンス。
バックにも立体性をもたせています。
胸元の生地は、そのまま垂らすように着用するのもまた雰囲気があります。
ボタンの留める箇所を変え、引っかけるフックの位置 (左右) を変えると表情が変わります。
こういった部分にも構築的な面白さがあると思います。
ルナシーなんて言って（言われて）ごめんなさい。
本日はこの辺で。お読みいただきありがとうございました。
taufe
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